2019年01月10日

畝傍山

今年最初の講座で7日(月)に奈良の畝傍山へ行ってきた。畝傍山はちょうど2年前に個人的に大和三山へ行って以来の2度目。



橿原神宮西口に集合して、橿原神宮には寄らずに畝火山口神社に向かう。

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まずは懿徳(いとく)天皇陵。第四代天皇。欠史八代の一人。

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次に安寧(あんねい)天皇陵。第三代天皇。欠史八代の一人。

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そして畝火山口神社へ。気長足姫命(おきながたらしひめのみこと。神功皇后)などが祭られている。神功皇后が応神天皇を出産した伝承により、安産の神として信仰されている。

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元々は畝傍山の西側にあったのが、いつからか畝傍山山頂に移されて、その後の橿原神宮の拡張工事の時に橿原神宮や神武天皇陵を見下ろすのは良くないということで今の場所に移された。

ここから登山道に入る。

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畝傍山山頂(198.8m)で昼食にした。

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山頂から耳成山。

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反対側には葛城金剛山系。

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畝火山口神社の跡。

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山を下りて、神武(じんむ)天皇陵。言わずと知れた初代天皇。

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北に歩いて、綏靖(すいぜい)天皇陵。第二代天皇。欠史八代の一人。

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さらに北に歩いて、今井町の街並みを散策する。環濠の跡。

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古い街並みを残そうとしているのは良くわかりけれど、整然とし過ぎていて若干違和感を感じる。

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入鹿神社に立ち寄る。古代史では悪役の蘇我家だけれど、どういう経緯で祭られるようになったのだろう。ただ個人的には日本国家の近代化の礎を築いたのは本当は蘇我氏ではないかと考えている。天智天皇、天武天皇、そして藤原氏がその成果を横取りしただけなのではないかと感じる。

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その後、近鉄の大和八木駅で解散となった。このあたりは好きなエリアで、一人なら行けなかったような場所にも立ち寄れて、楽しい一日だった。
posted by まつだ at 14:04| Comment(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

釈迦岳敗退

新春登山は比良の武奈ヶ岳へ行こうと思った。

昨年の2月に堂満岳から武奈ヶ岳へ行ったので、今年は釈迦岳経由にしようと考えた。

ただし今は随分雪が多い。直近の情報ではイン谷口ですでにそこそこの積雪のようで、はたして釈迦岳へのトレースがあるのかどうかがちょっと不安だ。他人のトレースをあてにした雪山登山など邪道だということは十二分に承知しているけれど、もはやそんな気力も体力も無い。ワカンもスノーシューも持っていない。

もし釈迦岳に向かうトレースが無かったら早めに引き返して青ガレ経由で武奈ヶ岳へ向かおうと思った。

今回はまともな雪山登山になることは間違い無いので、昨年新調した登山靴で家を出た。登山靴で家を出るなんて一体何十年ぶりだろうか。



8時18分に比良駅を出発した。寒いので中綿ジャケットは羽織ったまま。生憎の小雨模様だ。

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どんよりした曇り空で、昨年よりは随分雪が多い。

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小雨がみぞれのようになってきたので、中綿ジャケットを脱いで登山用のアウターに着替えた。

堂満岳への分岐点を通過。昨年はこのあたりはほとんど雪が無かった。

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ほどなくイン谷口へ。

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そして車道の終点。昔はここからリフトが運行されていた。

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みぞれがほとんど止んで暑くなってきたのでアウターを脱いだ。そしてショートスパッツを着けて登山道に入った。この道は2年ちょっと前に講座で登った。幸い、しっかりしたトレースがあった。かなり新しい足跡もある。これで一安心。

神璽谷(しんじたに)への分岐。

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このあたりから道が急になって、雪も増えてきた。足元が不安定になってきたのでピック付きポールを出した。

トレースが2本に分かれている所があって、本道の方は少し先がヤブになっていたのですっきりした直登のトレースを選んだ。

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ヤブは無いものの足元はさらに不安定で、ヒザまでのツボ足ラッセルになってしまった。本道の方が良かったかもと後悔したが、数分くらいで本道に合流した。

結構段差のある箇所などがあって歩きにくいので、さらにもう一本、トレランポールを出した。

どういう訳か次第にトレースが浅くなってきた。あの新しいトレースの人はどこへ行ったのだろうか。

10時37分、リフト駅の跡に到着した。展望はまったく無し。雪が強くなってきたのでまたアウターを羽織った。

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少し登ると釈迦岳へ向かう道と稜線に向かう道の分岐に出たが、ここでトレースは消えていた。釈迦岳へ向かうには右側を登って行くはずだけれど、吹き溜まり状態でトレースらしきものは皆無。

最初の急登部分を腰までのラッセルで這い上がったが、上を見てもトレースらしきものはまったく見あたらなかった。

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写真で見ると大した斜面には見えないけれど、実は40度くらいはありそうな溝になっていた。

ここで標高 800m ちょっと。まだ釈迦岳までは標高差で 200m 以上登らなければならない。ツボ足ラッセルで標高差 200m なんてあり得ない。諦めの早さには自信がある。だからこの程度の実力でもこれまで大きな事故は起こさずにやってこられたのだと思っている。

稜線に向かう道はうっすらと轍は見えるけれど、ここもスネくらいのラッセルだったので早々に引き返した。

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11時6分、ここを最終到達点にして引き返すことにした。

戻る時、神璽谷への分岐の所で単独で登ってくる男性に出会った。もう12時近いというのに、ちょっと遅すぎるんじゃないですか。無雪期ならいざ知らず。

大津ワンゲル道はトレースは無かった。

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来た道を淡々と歩いて、12時55分の電車がちょうどホームに入ってきた時に階段を駆け上がって飛び乗った。

かつて山スキーを楽しんだ者からすると、ツボ足やワカンでのラッセルは苦行以外の何物でも無い。下りで滑れないスノーシューには興味は無いし、やはり雪山はスキーに限ると改めて再認識した。

ただ、もう山スキーから離れてほぼ10年。体力の衰えもあって、再開するのがオソロシイというのが本音だ。きっとがっかりするだけだろう。道具はまだ大丈夫のはずなので、気持ちさえあればやってみることはできる。

私はあまりあちこちの山に出かけるという趣味はなくて、気に入った地域に何度も行くタイプだ。百名山などまったく興味が無い。

とは言っても死ぬまでにぜひ行っておきたい山というのはいくつかあって、それは北海道の山。まだ行ったことが無い。行くならぜひ残雪期にスキーで行きたいのだ。そのためにはそれなりの準備をしなければならない。

年齢的に考えるとここ2〜3年くらいがタイムリミットじゃないかと思うので、まずはゲレンデからでも再開した方がいいのではないかと思ったりしている。
posted by まつだ at 11:07| Comment(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月31日

兜岳、鎧岳、倶留尊山、古光山

今月は初旬に腰を痛めて個人山行にはまったく行っていない。予想以上に長引いたけれど随行の仕事では問題無いし、練習会でも 20km くらいは走れているので、1ヶ月ぶりに今年の締めの山行に行くことにした。

曽爾の鎧岳(よろいだけ)・兜岳(かぶとだけ)はその特異な山容で関西の山ヤで知らない人はいない。国の天然記念物にも指定されている。私ももう随分以前から興味は持っていたけれど、この二山だけのために行くというのはもったいないし、うまいルート設定が思いつかなくて、まだ未着手のエリアだった。

地図をつらつら眺めていると、青蓮寺川をはさんで対岸の古光山(こごやま)を周回するとほぼ1日コースが設定できそうだ。倶留尊山(くろそやま)まで足を延ばすと充実感がありそうだけれど、これはちょっと遠いかも。

ということでこのルートで計画したのだけれど、今月上旬の好天休日は腰痛のために諦めざるを得なかった。

腰の調子はまだ完治一歩手前という状態だけれど、何とか年内にはもう1回山へ行っておきたいと思って、30日に出かけることにした。



朝4時半過ぎに家を出て、途中でおにぎりとカップ麺、コーヒーの朝食をとって、7時過ぎにサンビレッジ曽爾奥香落オートキャンプ場に到着した。事前に調べたところではここの駐車場に停められるようだけれど、区画にしっかりと番号が割り振ってあって、ここに停めて大丈夫なのかどうか不安を感じたので、通行止めになっている手前の広いスペースに路上駐車した。

準備を整えて、7時18分に出発した。ウエアは上がモンベルの長袖アンダーとミズノのブレスサーモの長袖ジップシャツ。冷え込みはそれほどではなかったのでジャケットは着なかった。下は最近アマゾンで安く買ったチャイナブランドのサイクリング用パンツ。ウインドストッパー入りで内側起毛。なかなか暖かい。ただし生地がごわごわするのはやはり価格相応というところ(3600円くらい)。

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車が通行止めになっているのは道路が陥没している場所があるからで、歩行には問題無い。車道を15分足らずで登山口に到着した。

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道標が無ければここが登山口とはわからないだろう。

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沢筋の道は荒れて崩壊していて、際どい巻き道が設定されている。

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ほどなく沢を離れて山肌の急登になる。

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ぐいぐい上がって、8時3分に兜岳(920m)に到着した。出発してわずか45分だった。

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風が当たると寒いのでウィンドブレーカーを着用した。

縦走路から正面に鎧岳の雄姿が見える。あの壁を登る人はいるのだろうか。脆いかな。

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峰坂峠(むねさかとうげ)。

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登りはそれほどではなく、8時47分に鎧岳(893.6m)に到着。

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対岸に曽爾高原が広がる。

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その右には後半に行く予定の古光山。

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写真を撮ったら早々に来た道を戻る。ただし峰坂峠には戻らずにショートカット。

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山頂から40分ほどで車道に出た。

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緩い下りなのでここは走る。この道は東海自然歩道らしい。

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ショートカット道で青蓮寺川を渡って、車道で曽爾高原に向かう。

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当初の予定では曽爾高原には寄らずに後古光山(うしろこごやま)に向かうつもりだったけれど、前半戦が思いの外あっさりと終わってしまって、まだ10時前。せっかくここまで来ているので曽爾高原に寄ることにした。

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曽爾高原は30年以上前に職場の同僚と3人でテント泊で来たことがある。それ以来の再訪ということになるけれど、この光景は覚えている。

さて、ここまで来たらやはり倶留尊山まで行くしかないだろう。稜線に上がると西からの強風で寒い。東側にちょっと下りて酒饅頭休憩にした。

エネルギーを補給して、冷たい強風に立ち向かう。今度は曽爾高原側からの鎧岳。

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樹林帯に入ると強風はおさまった。標高が 1000m に近づくとようやく現れました。

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二本ボソから先は入山料がいるらしい。30年前はこんなものは無かったような・・・。でも登山道の整備は手間がかかるということはよくわかるので、払いますよ。帰りに。

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二本ボソ(980m)はすぐそこ。

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11時28分、倶留尊山(1037.3m)に到着した。標高が 1000m を越えるとやはりちょっと雰囲気が違う。

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写真を撮ったら早々に下山。入山料を払おうと思ってサイフを開いたところ、小銭が○百円しかない。おつりはもらえそうにないので、これで勘弁して下さい。

曽爾高原の全景。そして右奥はこれから行く古光山の山稜。

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またまたしばし強風にあおられて、樹林帯に下りて道標に導かれて後古光山に向かう。

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車道を渡る。道標には「ハイキングルート」と書かれている。残りの行程はほとんどおまけの気分。

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こういうのを称して「登山道が整備されている」というのかも知れないけれど、私はがっかりする。木道がハードル状態になっているよりはマシだけれど。

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いつものように今回もルート状況はあまり詳しく調べてこなかったのだけれど、後古光山に近づくと非常な急登になって、ロープが立て続けに現れてきた。

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鎧兜よりもはるかに急峻で、おまけ気分は吹っ飛んでしまった。

12時53分、ようやく後古光山(892m)に到着した。

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ここからの下り、そして古光山への登りもロープ斜面のオンパレード。私はこういう場所の古いロープは不安なので極力頼らないようにしているのだけれど、そんなことは言っていられない。ロープ無しではとても上り下りできないような箇所が何カ所もあった。

一つ一つの山はそれほどの大きさではないけれど、朝からすでにいくつかの山々を上り下りしてきているので、さすがに疲れが出てきた。

午後1時30分、古光山(952.4m)に着いた時はほっとした。

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しかしここからもいやらしいジャンクションピークがいくつかあって、南峰までは 20 分くらいかかった。

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さすがに南峰を過ぎると穏やかな山容になってきて、ようやくおにぎり休憩が取れた。鎧兜を眺める余裕も出てきた。

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午後2時8分、車道に下りてきた。そばの建物は斎場。

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あとはひたすら車道を走って車に戻るだけ。走ると暑いのでウィンドブレーカーを脱ぐ。

青蓮寺川そばの車道からの鎧兜の雄姿。

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オートキャンプ場までの登り返しはもちろん歩きで。最後で車道をショートカットするためにちょっとだけ東海自然歩道に入る。

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午後3時5分、無事車に戻ってきた。結果的には満足感の大きい一日になった。これで気分良く今年を終えられそうだ。
posted by まつだ at 15:56| Comment(0) | トレイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする