2018年12月31日

兜岳、鎧岳、倶留尊山、古光山

今月は初旬に腰を痛めて個人山行にはまったく行っていない。予想以上に長引いたけれど随行の仕事では問題無いし、練習会でも 20km くらいは走れているので、1ヶ月ぶりに今年の締めの山行に行くことにした。

曽爾の鎧岳(よろいだけ)・兜岳(かぶとだけ)はその特異な山容で関西の山ヤで知らない人はいない。国の天然記念物にも指定されている。私ももう随分以前から興味は持っていたけれど、この二山だけのために行くというのはもったいないし、うまいルート設定が思いつかなくて、まだ未着手のエリアだった。

地図をつらつら眺めていると、青蓮寺川をはさんで対岸の古光山(こごやま)を周回するとほぼ1日コースが設定できそうだ。倶留尊山(くろそやま)まで足を延ばすと充実感がありそうだけれど、これはちょっと遠いかも。

ということでこのルートで計画したのだけれど、今月上旬の好天休日は腰痛のために諦めざるを得なかった。

腰の調子はまだ完治一歩手前という状態だけれど、何とか年内にはもう1回山へ行っておきたいと思って、30日に出かけることにした。



朝4時半過ぎに家を出て、途中でおにぎりとカップ麺、コーヒーの朝食をとって、7時過ぎにサンビレッジ曽爾奥香落オートキャンプ場に到着した。事前に調べたところではここの駐車場に停められるようだけれど、区画にしっかりと番号が割り振ってあって、ここに停めて大丈夫なのかどうか不安を感じたので、通行止めになっている手前の広いスペースに路上駐車した。

準備を整えて、7時18分に出発した。ウエアは上がモンベルの長袖アンダーとミズノのブレスサーモの長袖ジップシャツ。冷え込みはそれほどではなかったのでジャケットは着なかった。下は最近アマゾンで安く買ったチャイナブランドのサイクリング用パンツ。ウインドストッパー入りで内側起毛。なかなか暖かい。ただし生地がごわごわするのはやはり価格相応というところ(3600円くらい)。

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車が通行止めになっているのは道路が陥没している場所があるからで、歩行には問題無い。車道を15分足らずで登山口に到着した。

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道標が無ければここが登山口とはわからないだろう。

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沢筋の道は荒れて崩壊していて、際どい巻き道が設定されている。

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ほどなく沢を離れて山肌の急登になる。

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ぐいぐい上がって、8時3分に兜岳(920m)に到着した。出発してわずか45分だった。

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風が当たると寒いのでウィンドブレーカーを着用した。

縦走路から正面に鎧岳の雄姿が見える。あの壁を登る人はいるのだろうか。脆いかな。

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峰坂峠(むねさかとうげ)。

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登りはそれほどではなく、8時47分に鎧岳(893.6m)に到着。

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対岸に曽爾高原が広がる。

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その右には後半に行く予定の古光山。

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写真を撮ったら早々に来た道を戻る。ただし峰坂峠には戻らずにショートカット。

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山頂から40分ほどで車道に出た。

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緩い下りなのでここは走る。この道は東海自然歩道らしい。

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ショートカット道で青蓮寺川を渡って、車道で曽爾高原に向かう。

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当初の予定では曽爾高原には寄らずに後古光山(うしろこごやま)に向かうつもりだったけれど、前半戦が思いの外あっさりと終わってしまって、まだ10時前。せっかくここまで来ているので曽爾高原に寄ることにした。

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曽爾高原は30年以上前に職場の同僚と3人でテント泊で来たことがある。それ以来の再訪ということになるけれど、この光景は覚えている。

さて、ここまで来たらやはり倶留尊山まで行くしかないだろう。稜線に上がると西からの強風で寒い。東側にちょっと下りて酒饅頭休憩にした。

エネルギーを補給して、冷たい強風に立ち向かう。今度は曽爾高原側からの鎧岳。

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樹林帯に入ると強風はおさまった。標高が 1000m に近づくとようやく現れました。

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二本ボソから先は入山料がいるらしい。30年前はこんなものは無かったような・・・。でも登山道の整備は手間がかかるということはよくわかるので、払いますよ。帰りに。

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二本ボソ(980m)はすぐそこ。

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11時28分、倶留尊山(1037.3m)に到着した。標高が 1000m を越えるとやはりちょっと雰囲気が違う。

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写真を撮ったら早々に下山。入山料を払おうと思ってサイフを開いたところ、小銭が○百円しかない。おつりはもらえそうにないので、これで勘弁して下さい。

曽爾高原の全景。そして右奥はこれから行く古光山の山稜。

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またまたしばし強風にあおられて、樹林帯に下りて道標に導かれて後古光山に向かう。

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車道を渡る。道標には「ハイキングルート」と書かれている。残りの行程はほとんどおまけの気分。

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こういうのを称して「登山道が整備されている」というのかも知れないけれど、私はがっかりする。木道がハードル状態になっているよりはマシだけれど。

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いつものように今回もルート状況はあまり詳しく調べてこなかったのだけれど、後古光山に近づくと非常な急登になって、ロープが立て続けに現れてきた。

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鎧兜よりもはるかに急峻で、おまけ気分は吹っ飛んでしまった。

12時53分、ようやく後古光山(892m)に到着した。

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ここからの下り、そして古光山への登りもロープ斜面のオンパレード。私はこういう場所の古いロープは不安なので極力頼らないようにしているのだけれど、そんなことは言っていられない。ロープ無しではとても上り下りできないような箇所が何カ所もあった。

一つ一つの山はそれほどの大きさではないけれど、朝からすでにいくつかの山々を上り下りしてきているので、さすがに疲れが出てきた。

午後1時30分、古光山(952.4m)に着いた時はほっとした。

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しかしここからもいやらしいジャンクションピークがいくつかあって、南峰までは 20 分くらいかかった。

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さすがに南峰を過ぎると穏やかな山容になってきて、ようやくおにぎり休憩が取れた。鎧兜を眺める余裕も出てきた。

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午後2時8分、車道に下りてきた。そばの建物は斎場。

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あとはひたすら車道を走って車に戻るだけ。走ると暑いのでウィンドブレーカーを脱ぐ。

青蓮寺川そばの車道からの鎧兜の雄姿。

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オートキャンプ場までの登り返しはもちろん歩きで。最後で車道をショートカットするためにちょっとだけ東海自然歩道に入る。

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午後3時5分、無事車に戻ってきた。結果的には満足感の大きい一日になった。これで気分良く今年を終えられそうだ。
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2018年11月06日

龍門岳から音羽三山

先月、大天井ヶ岳へ行った時、吉野から見た龍門岳が格好良かったので、また行ってみようと思っていた。

龍門岳は昨年に一度行っているのだけれど、この時は北側からピストンしたので、次は表玄関の南側から行ってみたいという気持ちはずっと持っていた。

しかしこのルートはアプローチが長い。最寄り駅は大和上市で、近鉄吉野線の吉野駅のわずか二つ手前。しかも登山口までは車道をしばらく行かなければならない。そんなわけでなかなか思い切れなかったのだけれど、先月吉野から眺めた光景がトリガーになって、日曜日(11/4)に行くことにした。

最近、アプローチの電車が長時間で朝が早い時は朝食は家で摂らずに、パンと牛乳、パックコーヒーなどを持って出て、電車の中で食べることにしている。少しでも長く睡眠時間を確保したいので。

で、朝6時前の電車に乗って大和上市に向かった。



2時間半ほどかかってようやく大和上市駅に到着した。ここからは大台ヶ原へ行くバスが出ている模様。

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バス停のベンチで準備をして、8時35分に駅を出発した。朝方は冷えると天気予報で言っていたのに思いのほか暖かい。

R168 ではなくほとんど旧道を走って、国道から分かれて北に向かった。正面に龍門岳(だと思う)。

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今回もいつもと同様、ガイドブックなどで詳しく調べることはせずに、地形図の道からルートを決めてきた。つい先週、奥明日香で地形図の道で痛い目に遭ったというのに、何度やっても懲りていない。

桜井へ向かう車道の途中から尾根筋で龍門岳に向かうルートを予定してきたのだけれど、吉野山口神社には立ち寄って行きたいと思っていたのでその方向へ向かったのだけれど、神社の場所がよくわからない。

たまたまおられた地元の方に尋ねたところ、神社は思っていたよりずいぶん東の方だったが、もう二度と来ないかも知れないのでそちらに向かうことにした。今日のコースはもともと時間の余裕がある。

まずは菅生寺(すぎょうじ)。菅原道真が生まれ育ったという言い伝えがあって、寺の名前はそこから来ているとか。

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さらに東に向かって、ようやく吉野山口神社にたどり着いた。

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ここには二つの神社があって、まずは吉野山口神社。

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そして高鉾神社。

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近くにあった案内版によると、ここから龍門岳に向かう登山路があるらしい。確かに地形図をよく見ると沢筋に道が伸びているけれど、途中で途切れている。しかしここは近畿自然歩道だそうで、道標もしっかりしているので、この道で龍門岳を目指すことにした。

緩い登りの車道を行く。

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神社から10分ほどでジャリ道になった。

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さらに10分ほどで龍門の滝。

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すぐ上に龍門寺塔跡。奈良時代の建立。

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いよいよ沢沿いの山道に入る。沢から離れて山肌を行くようになるとかなり傾斜がきつくなった。10時55分、上市から2時間20分で龍門岳(904.1m)に到着した。

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一等三角点があるけれど展望はまったく無し。

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ここから先は昨年歩いた道なので、気分的には随分楽になった。

ほどなく送電線の鉄塔が現れた。こういう人工物にはがっかりさせられるけれど、おかげで格好の展望台になっていることが多い。鉄塔のちょうど向こうがこれから向かう熊ヶ岳。

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快適に下って三津峠。

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ここからは道があやしくなることを記憶している。特にちょっとしたピークのトラバース道は昨年にも増して不明瞭になっていた。

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ここは稜線でピークを越えるルートもあるようで、もしまた来るのなら次回はそちらにした方が安全かも。

龍門岳からほぼ1時間、12時前に大峠に到着した。ここで今日初めて腰を下ろしておにぎり休憩にした。

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10分足らずの休憩で早々に熊ヶ岳に向かう。大峠から20分くらいで熊ヶ岳(904m)に到着。龍門岳とほぼ同じ標高。

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そして経ヶ塚山(889m)へ。ここは木の間からわずかに東の宇陀方面が望める。

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ここから音羽山(851.4m)まではほんの10分程度。

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下山は展望台経由。大和葛城山、金剛山はいまひとつはっきり見えなかった。

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善法寺のお葉つきイチョウはまだ実は付いていなかった。

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おおむね予定通り、1時45分に下居(おりい)の車道に下りてきた。観音寺は善法寺のこと。

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さて、今日はこれまで素通りしてきたこのあたりの遺跡などをいくつか寄り道するつもり。

まずは崇峻天皇陵。考古学的には天王山古墳が本当の陵墓の可能性が高いと言われている。崇峻天皇は蘇我馬子の手先の東漢直駒 (やまとのあやのあたいこま)に暗殺された。

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次はメスリ山古墳へ行こうと思ったのだけれど、場所がよくわからない。取りあえず丘陵の南側に大きな鳥居が見えたので行ってみたら八阪神社という神社だった。

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ちょうど鳥居の脇からヤブに入っている踏み跡があったので行ってみた。何となく墳墓という感じがしたけれどそれらしき案内板は見あたらなかった。北側に下ったけれど、たぶんこれがメスリ山古墳だと思う。

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住宅街に入って、上之宮遺跡。聖徳太子の上宮(かみつみや)跡の可能性もあるとか。

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艸墓古墳(カラト古墳)(くさはかこふん)はどこ? あたりをうろうろしてようやく入り口を見つけた。

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やっと見つけたとよろこんだら・・・。

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本当は吉備池廃寺跡にも行きたかったのだけれど、これで気力を失った。

桜井駅にはちょうど3時に到着した。

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念願の南からの龍門岳と桜井の遺跡のいくつかも訪れることができて、ほぼ満足のいく一日だった。
posted by まつだ at 21:49| Comment(0) | トレイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月16日

大天井ヶ岳

日曜日(10/14)は大峰の大天井ヶ岳へ行ってきた。

実は大天井ヶ岳はほんの2ヶ月前に行っている。それなのにまた何故かと言うと・・・。

私が関西エリアで今一番行きたいのは吉野から高野山へ行く「弘法大師の道」。弘法大師が高野山を開く時に吉野から辿ったのではないかと言われている道で、全長約 55km。ただし史料として残っているのは「吉野より南に1日、西に2日。高野へ」ということくらいで、本当にこの道を辿ったのかどうかはまったくわからない。

しかし地形的に見るとこのルートはきれいに稜線を辿っており、谷筋を辿るということはまずあり得ないので、詳細はわからないにしても妥当なルートではないかと思う。

この道は長らく忘れ去れたような状態だったのだけれど、奈良県も絡んでこの道を再生しようと、ここ何年か毎年5月あたりにトレランのレースが開催されている。よくこんなルートでレースを開催するなぁという感じだけれど、一般登山者があまり歩かないような道だからレースが開催できるということかも。

レース前日は吉野の宿坊に泊まって、朝6時に金峯山寺をスタート。途中でいくつかの関門があって、ゴールのリミットは午後8時。トップ選手は7時間半くらいでゴールするようで、参加選手のレベルに若干の違いはあるけれど、おそらくハセツネよりも厳しい。

このルートはずっと稜線を辿るので途中で自然の水を得られる場所が無い。そういう意味ではこのレースに参加するのがもっとも安全に辿れる方法なのだけれど(途中にエイドポイントがあるので)、もはや今の私にはそれだけの体力も気力も無い。

個人的にやるとしたらテント泊の1泊2日ということになるだろうが、それも決して楽ではない。小辺路のようにはいかない。

いずれにしてもいきなり本番というわけにはいかないので、2ヶ月前の大天井ヶ岳もこのルートの一部下見が主たる目的だった。

地図を見ているとどうしても道の不明瞭な部分が気になるのだけれど、実は序盤の吉野から大天井ヶ岳までも重要ポイントである。道は大峰奥駆道なのでしっかりしているけれど、ルート上で最も標高の低い吉野から最も高い大天井ヶ岳まで、標高差で 1000m 以上登らなければならない。距離も 15km 近くある。

青根ヶ峰から吉野は一度下ったことがあるけれど、登ったことは無い。

そこでこの部分を肌で感じるべく、出かけることにした。



5時3分の始発電車に乗って、吉野に到着したのは8時前だった。電車を降りたのはほんの数人程度。

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駅前のベンチで準備を整えて、8時13分に出発した。

ロープウェイ駅を過ぎて階段を上がった所に鳥居があって、そばに「近道」という案内が出ていた。青根ヶ峰から下った時はほとんど車道をそのまま下ったように記憶している。

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その案内の方に行ったところ、ほとんど車道をショートカットして、12分くらいでロープウェイの上の駅まで来た。

そのまま進んでまずは黒門。

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そして銅製の鳥居。

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メインストリートはまだ朝が早いせいか、閑散としている。いずれにしても吉野に観光客が訪れるのはほとんど桜のシーズンだけのようだ。

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今日はあまり寄り道はせずに行くつもりだけれど、金峯山寺の蔵王堂は寄っておく。

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しばらく進むと Kobo Trail のテープマーク。

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金峰神社はパス。

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この先から登山道になって、青根ヶ峰から下った時に休憩した東屋のある所。

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高城山もパスして、前回、青根ヶ峰から下りてきた所。昔はここが女人結界だった。

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前回、青根ヶ峰に登った所を過ぎて、そこから先は初めてのルートになる。少し車道を行くと右の山道に案内表示が出ていた。

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少し登って、また下って、結局先ほどの車道に出た。しばらく車道を進むと、左に道標が。ここから四寸岩山(しすんいわやま)への登りになる。

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四寸岩山の山頂に近づいた頃、エンジン音が聞こえてきた。何と、登山道を整備されている方がおられた。こんなところまで草刈り機を運んでこられたのだろうか。

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このすぐ横が四寸岩山の山頂(1235.9m)だったので、ここから左に入った。10時51分。出発から2時間40分だった。展望はまったく無し。

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山頂から少し下りた所でまた登山道を整備されている方がおられた。「ありがとうございます」とお礼を言って通り過ぎた。

やや下り気味に進むと足摺宿。なぜか管理者は滋賀県の方。

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このあたり、登山道の右側は杉の植林で、左側は自然林(ブナ?)という対照的な風景。

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標高で 1050m くらいまで下った頃、また車道に合流した。

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すぐにまた登山道になって、結構な急登もあったりして、二蔵宿。ここは中にはストーブもあって、きれいに管理されている。ここも管理者は滋賀県の方。

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そしてここに分岐があった。まっすぐ道なりが山上ヶ岳で、大天井ヶ岳は右に上がることになっている。奥駆道はずっと一本道と思っていたので、あわてて地図で確認したところ、道なりに進むと大天井ヶ岳をトラバースして五番関に出るようだ。そう言えば五番関にそんな道標があったような気がする。

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次第に登りの傾斜が急になってきて、木を切り出すレールが出てきた。先日、大天井ヶ岳の山頂直下にあったものに違いない。

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トリカブト? ピンボケ。

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山頂に近づくと道も厳しくなってきて、滑りやすい岩肌に古いロープが垂れ下がっているような場所が何カ所かあった。

12時28分、出発から4時間15分で大天井ヶ岳の山頂(1439m)に到着した。ここも展望は無し。

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大天井ヶ岳は知名度では山上ヶ岳や八経ガ岳などには劣るけれど、登りごたえのある立派な山だ。

今日、初めて腰を下ろしておにぎり休憩にしたとたん、10人くらいのパーティがやってきた。そそくさと下山に移る。

実は12時までに到着したら小南峠を経由して北側に周回しようかと思っていたのだけれど、思ったよりも距離があったので来た道を戻ることにする。

下山開始から40分くらいで車道のところまで戻ってきた。さてこれからどうするか? 登山道だとまた四寸岩山までまた標高差で 200m ほど登り返さなければならない。部分的には急坂もあったのを覚えている。地図を見ると車道は若干大回りにはなるけれど、ほぼ同じくらいの標高で青根ヶ峰まで続いている。

かなり迷ったけれど、もう消化試合なので車道を走ることにした。所々にススキ。

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ちょうど四寸岩山の下あたりにワゴン車があって、登山道の整備をされていたと思われる二人がおられた。横の斜面には階段が設置されていて、ここから登ってこられたようだ。車は滋賀県ナンバーだった。

今日、初めての展望らしい展望。水墨画のような幻想的な光景だ。どれかが高野山。

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振り返ると、山頂に雲がかかっているのがおそらく大天井ヶ岳。右の三角が山上ヶ岳?

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行きに登山道に入った箇所まで、車道に出てから40分ほどで戻ってきた。登りは山道で1時間20分くらいだったので、もし山道を下っていたら1時間10分くらいはかかったと思う。良かった良かった。

ちょうどここの後ろに掘っ立て小屋があって、そこがトロッコレールの起点だった。

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下りは登山道部分以外はほとんど走って、花矢倉展望台にはちょっと寄り道。

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手前は吉野の集落。奥は金剛葛城山系。二上山は見えにくい。

別の場所からは北に龍門岳。

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メインストリートはそれなりの観光客もおられたので早歩きくらいで通過して、午後3時16分に駅に戻ってきた。車道を走ったせいで大天井ヶ岳からの下りは2時間半ちょっとくらいで、トータル約30km、ほぼ7時間だった。

駅のホームには「青の交響曲」が停まっていた。もちろん私は普通の急行で阿部野橋へ。

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さて、2ヶ月前と今日の下見を踏まえて、本番をどうするか・・・。一番感じたのは、重荷を背負っての縦走は避けたいということ。途中に給水ポイントがあればいいけれど、水をたくさん背負っての歩きは今の私には難しい。

妥当な手段はかつてダイトレ全コースを行ったやり方だろうか。終電前の電車でスタート地点に着いて、夜を徹して走る(歩く?)というもの。

しかしダイトレをやったのはもう5年前のこと。その頃の経験はもはや参考にはならない。いや、そんな経験に頼ってはいけない。

ただ、ここ2年ほどテント山行を何度かやった経験から考えると、重荷を背負うよりは軽装で走り(歩き)続けるスタイルの方が自分には適しているとは感じている。

大天井ヶ岳までは夜間行動でも問題無いので、6月くらいの、4時を過ぎると薄ら明るくなってくる季節であれば、弘法大師の道に入る頃は少し明るくなっているだろう。

やるとするなら来年というのが妥当なところだけれど、果無山脈を敗退した時と同じように、思い立つと我慢できなくなるところがある。ダイトレも11月後半という夜の長い時期に行っている。

さて、どうするべきか・・・。
posted by まつだ at 20:14| Comment(0) | トレイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする