2017年05月07日

熊野古道小辺路2日目

2日目は夜明けとともに歩き出すために4時に起きた。

夜は中綿ジャケットとダウンパンツ、そして全身マットのおかげで思ったより快適に寝られた。ただ、朝方は足元が少し寒かったけれど。

朝のメニューはかつて愛用した懐かしの棒ラーメン。しかし大きなミスを犯してしまった。

棒ラーメンは2食分が一袋に入っていて、1食分だけをラップに包んだ時、粉末スープを取り分けるのを忘れてしまっていた。仕方無いので少しでも塩味の足しにと思ってサラミを二つ入れて煮込んだ。

かすかな塩味は悪くなかった。お湯が少なめだったので、粉末スープだったら辛すぎたかも知れない。

コーヒーを飲み終えてテントの外に出た頃には薄ら明るくなっていた。



荷物をまとめて5時過ぎに出発した。もうヘッドランプはいらない。

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歩き出して 30 分足らずで三浦峠(1080m)に到着した。一人でシェルターを張っている人がいた。

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ここからはまたしばらくなだらかな下り基調が続く。木々の間から朝日が差し込んで、とても気持ちがいい。

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しかし早くも腰に鈍痛が出てきた。そうだ、ロキソニンを持ってきているのをすっかり忘れていた。昨日も、終盤で厳しくなってきたら服用しようと思っていたのに、完全に失念していた。

と言うことでおまじない代わりにロキソニンを投入。私はこういう薬はほとんど効かないのだけれど(ヘルニアの時のボルタレンやリリカもまったく効かなかった)、ヘルニア手術で退院した時に持たされたものがまだたくさん残っている。こんな時にでも使わないともったいない。

単調でなかなか標高の下がらない道をうんざりしながら1時間半くらい歩いて、矢倉観音堂まで来た。

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このあと下りが急になって、小康状態だった腰にこたえる下りだった。

三浦峠から2時間半かかってようやく車道に下り立った。

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ここから十津川温泉手前まで、延々と車道歩きになる。

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腰がつらくなってきたので公衆トイレの前の川合神社でザックを下ろして休憩した。

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朝から私と同じ方向の人は一人も出会わないけれど、反対方向から来る人には二人ほどすれ違った。

また腰がつらくなってきたので、バス停の待合ベンチに腰をかけて少し休んだ。

あの遙か彼方に見えるのが果無峠(はてなしとうげ)だろうか。

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車道に出てから延々2時間、8km ほど歩いて、ようやく温浴施設の昴の里に到着した。

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トンネルを抜けて、吊り橋を渡る。5人以上同時に渡るなという警告が書かれているが、結構揺れて恐ろしかった。一人なので自分が歩くリズムで渡れたけれど、複数で渡ると揺れるリズムが複雑になって一段と恐そうだ。

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いよいよ今回のコースで最後、そして最大の標高差約 900m の果無峠への登りにさしかかった。

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展望場所にベンチがあったので、そこでザックを下ろして休憩にした。今日二度目のロキソニンを投入。

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石畳の道を上がると果無集落。こんな所に突然、と思うけれど、実は車道があって少ないながらもバス便がある。「にほんの里 100 選」というものに選ばれているらしい。

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シャクナゲ(たぶん)。

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登りにさしかかってから1時間半くらい歩いて、ようやく観音堂に到着した。

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果無峠だけ歩くという人がわりといるようで、このあたりではたくさんの人に出会った。ここにも数人が休憩していたが、水場があるので素通りというわけにはいかない。

ザックを下ろして一休みして、最後の登りに向かう。今回の登りはこれが最後だ。おそらく 30 分あれば登れるだろう。

20 分ちょいの登りで果無峠(1114m)に到着した。少し小雨。

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12 時にここまで来られればと思っていたけれど、まだ 11 時半ちょっと前。これなら3時過ぎのバスに乗れそうだ。

二十丁石、そして三十丁石と下って行く。

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いよいよ今回の行程もトレイルは最終章にさしかかってきた。久しぶりに、終わってしまうのがちょっと寂しいという気持ちになった。

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午後1時過ぎに八木尾のバス停に下り立った。

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ここからはまた車道。

少し時間がありそうなので「道の駅ほんぐう」でまたいそべ餅を楽しんだ。

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あとは淡々と車道を行くだけと思っていたら、実はまだトレイルが残っていた。

三軒茶屋跡のそばの門。

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このあたりは観光客の世界。

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いよいよ熊野本宮大社へ。

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中のエリアは撮影禁止とのことで、参道の石段を下りて午後2時 45 分に山門にゴールした。

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本当ならここでとびきりおいしいビールをぐっといきたかったのだが、バスが3時 10 分に迫っているので、早々にバス停に並んだ。まだ屋根のかかっている部分に入れたのだけれど、このあと一気に列が延びて、それと同時に雨が本降りになってきた。

バスに2時間揺られて紀伊田辺駅に出て、特急を奮発して8時半過ぎには家に帰ってくることができた。

2日目は行動9時間半、約 32km だった。
posted by まつだ at 17:34| Comment(2) | ファストパッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする