2016年04月14日

霊仙山

柏原駅の前にあった霊仙山への標識に従って南へ向かう。午後2時半少し前。

もし時間がかかりそうだったら途中で引き返すつもりだ。



中山道を横切り、信号の無い国道を渡り、名神高速の高架をくぐって、しばらく車道を進むと、登山道入り口の標識が現れた。

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この時間から標高 1000m を越える山に向かうのはちょっと無謀かもと思った。このあたりは標高 200m くらいだ。

車道を行くのか山道に入るのかよくわからない箇所があったが、朽ちた標識に気が付いてしばらく車道を進むと、次第に山道になってきた。

一合目までは駅から 40 分くらいだった。

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ここまでの道は緩い登りで時間が稼げた。

沢筋の樹林帯で少し暑くなってきたので、ライトジャケットを脱いで、ジェルを補給した。

スタートしてほぼ1時間で二合目に到着。

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しかしここで道が尾根筋になって、また西から強い風が吹いてきた。

三合目あたりではまたライトジャケットを着ることになってしまった。

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道ははっきりしていて迷うような心配は無いけれど、やはりと言うべきか、時間がかかっている。

四合目は午後3時50分。

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ここには朽ちた避難小屋があった。

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上に上がるにつれて風が強くなってきた。

五合目はちょうど午後4時だった。

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2時間くらいで頂上にたどり着けないかと思っていたが、どうもそれは厳しそうだ。

しかしここまで来たらもう前に進むしか無い。引き返すという気持ちはすでにまったく無かった。

順調に六合目を通過。

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七合目は午後4時15分。

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スタートしてほぼ2時間でようやく八合目まで来た。

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ここを越えると高い木が無くなって、頂上エリアの雰囲気になってきた。

しかしおかげで風がさらに強くなり、しばしば身体を持って行かれるくらいの強風にさらされるようになった。

ザックの中には軽いベストと雨具の上下が入っているが、この強風の中ではザックを開けてごそごそする気にはなれない。うっかり飛ばされてしまいそうだ。

前方に避難小屋が見える。

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あまりにも風が強いので、地図を出して現在地を確認する気にもなれず、何となくもうあと少しかなと思っていた。

八合目から 10 分少々で避難小屋へ。

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この先が頂上かと思ったのだが・・・

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登り着くとそこは経塚山で、頂上はさらにその先だった。

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最高地点(1098m)は霊仙山の少し東側にあるらしい(上の写真の背景の山)。しかしもはやここに立ち寄る余裕は無い。

一度少し下ってから、足元に石灰岩の突起がたくさんある歩きにくい斜面を、強風にあおられてふらふらしながら登って、午後5時直前にようやく霊仙山の山頂(1084m)に到着した。

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もうあたりはすっかり夕刻の雰囲気で、展望を楽しむ余裕も無く、写真を撮ったら早々に下山に向かうことにした。

当初は醒ヶ井の方に下りようと思っていた。こちらに向かうと早めに車道に出られそうなので、車道に出てしまえば暗くなっても何とかなるだろうという目論見だったのだが、そちらへ向かう道がわからない。

少なくとも山頂からその方向には道らしきものは見あたらない。

私が持っている古い地図では来た道を少し北に戻った所から西に分かれているのだが、そういう標識は見あたらなかった。

と自分では思っていたのだが、帰ってから写真を見てみると、経塚山頂の標識に『落合・榑ヶ畑(くれがはた)』とあって、実はこれがその方向だったのだ。

山頂と経塚山の間に下りた時に、その方向に向かうかすかな踏み跡があって、少し行ってみたのだが、はっきりした標識が無かったので、この時間にこの状況で不安な方向に向かうのは危険と思って、その時点で来た道を引き返す決断をしたのだ。

登りが2時間半ほどだったので、道の状況を考えると2時間はかからずに下山できるだろうと思った。6時半くらいまでならライトを点けずに歩けると思ったので、その頃には登山道は終わっているはずだと思った。

とにかくこの強風から一時も早く逃れたいと思った。それには未知の不安な道を進むよりも、来たばかりの記憶の残る道を戻る方が、精神的にも楽だと思った。

八合目まで戻ると吹きさらしエリアからは脱出できた。しかしまだまだ風は強い。

時間はすでに午後6時前。何とか暗くなる前にしっかりした道まで戻りたいと思って、走れるようなところは走った。

ただ、結構疲れているはずなので、ミスで転倒したりしないよう、気持ちを落ち着けるつもりでジェルを補給した。

6時25分くらいにしっかりした道まで戻ることができた。

メモしてきた電車の時間を見ると、次の電車は6時55分くらいだ。何とかこの電車に間に合わせたいと思って、車道に出てからはずっと走った。

柏原駅に帰り着いたのは6時45分だった。

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何とか暗くなってしまう前に戻ってくることができた。

このところ登山教室の仕事が早く終わると、個人的にアフターを楽しむ習慣になってしまっているのだが、この日のアフターはいささかやり過ぎだと思った。

こういうことはもう少しほどほどにした方が良さそうだ。
ラベル:登山
posted by まつだ at 10:33| Comment(2) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする