2017年02月22日

蓬莱山尾山

日曜日は登山講座で琵琶湖の有人島、沖島の蓬莱山尾山へ行ってきた。

蓬莱山尾山はもちろん行くのも名前を聞くのも初めてで、沖島へ渡るのも初めてだった。



近江八幡からバスで堀切港まで行って、そこから舟で島へ渡る。

DSC_0110.jpg

舟に乗っているのはほんの 10 分程度。

淡水湖にある有人島というのは世界的にもめずらしいそうで、この島には車が無い。それどころか、車が走れるほどの道はほんのわずかしかなく、港から少し離れると家の軒先のような道になってくる。

DSC_0113.jpg

島内の主たる移動手段は後輪が二輪の自転車。

島民の方々は舟と車を所有しておられて、車は対岸の堀切港のそばの駐車場に置かれているらしい。

島内には小学校もある。一体、何人の生徒がいるのだろうか。

DSC_0114.jpg

まずは厳島神社へ。

DSC_0118.jpg

石段を上がるとお堂がある。

DSC_0119.jpg

少し戻って、山道に入る。

DSC_0120.jpg

急登を上がると雪が出てきた。

DSC_0121.jpg

奇妙な形の杉の木が。

DSC_0124.jpg

ちょうど昼頃に蓬莱山尾山(220.2m)に到着して、昼食にした。

DSC_0125.jpg

伊吹や鈴鹿方面の雪景色が素晴らしい。

DSC_0128.jpg

食後は稜線を辿ってケンケン山(210m)へ。

DSC_0130.jpg

ここからは比良方面の眺めがすばらしい。

DSC_0129.jpg

急登を下るとお墓に出た。

DSC_0132.jpg

次の舟便まで少し時間があるので自由行動ということで、私は島の西端にある頭山というでっぱりに向かうことにした。

麓に神社があって、そこの石段を上がって行く。

DSC_0134.jpg

道があったのはここまでで、頭山の頂上に向かう道は無さそうだ。

しかし頂上はもうほんのすぐそこ。

ヤブをかきわけて進もうとするが、なかなかの急傾斜で、真っ直ぐ上には上がれない。

適当に当たりをつけて上がってみたが、大変なヤブに阻まれてここで断念。何となく頂上のように思えた。

DSC_0137.jpg

しかしここからの下りはさらに難渋した。

急なヤブ斜面を強引に上がってきたので、元通りにすんなりとは下れない。

下れそうな斜面を探りながら下りるしかない。

登ってきたルートからはずれていることはわかっていたけれど、もはや戻ることもできない。

滑落だけはしないように、慎重に下りる。

舟の時間が心配だ。

何とか小さな畑の裏に下り立った。出港まであと 15 分。しかしここはどこ?

gps があったおかげで、実は登ってきたのとは反対の北側に下りたということがわかった。

家の間の細い道を辿って、数分で港に戻ることができた。

あとから gps のトラックを見たら、頭山の山頂までは行っていなかった。

DSC_0138.jpg

無事、堀切港に戻ってきたが、何と次のバス便まで1時間以上あるらしい。

船便もバスも一日にほんの数便しか無いというのに、この接続の悪さは何なのだろう。

このバス(近江鉄道バス)はいまだに IC カードも使えず、それにも拘わらず車内では 1000 円札以外の両替ができないなど、サービス最悪である。

時間つぶしに、伊崎の散策路を少し歩くことになった。

DSC_0139.jpg

お地蔵さん、それとも古いお墓?

DSC_0141.jpg

1時間ほどの散策だったが、なかなか気持ちのいい林だった。

沖島はまるで 100 年ほどタイムスリップしたかのような世界で、山も自然な感じが残っていて非常に良かったし、おまけの伊崎もいい雰囲気だった。

なかなか味わい深い、いい一日だった。
タグ:登山
posted by まつだ at 11:03| Comment(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

枚方高槻古墳めぐり

先週の週末は自由時間が土曜日の午後しかなかったので、久しぶりに淀川のロングジョグかなと思ったりしたのだけれど、そういう単調な走りにはもはや意欲が湧かない。

このところちょっと興味を持っている飛鳥の歴史にしばしば登場する藤原鎌足(中臣鎌足)が埋葬されている可能性が高いと言われている古墳が高槻にあるということを知って、その「阿武山古墳」へ行ってみようと思った。

先月、御破裂山へ行った時に、御破裂山の山頂にあった「藤原鎌足の墓」というのは何なのかという気もするけれど。

DSC_0017.jpg

ずいぶん新しいお墓だった。

DSC_0020.jpg

今日はせっかくなので、枚方の古墳も経由していくことにした。



午後2時に家を出て、まずは家から歩いても 10 分足らずのところにある牧野車塚古墳。もう何度も来ている。

DSC_0082.jpg

以前は案内板が立っていたように思うのだが、見あたらなかった。

次は初めて訪れる禁野(きんや)車塚古墳。

DSC_0084.jpg

公園になっている。

DSC_0087.jpg

しばらく車道を行って、淀川の枚方大橋に向かう。

DSC_0089.jpg

高槻のゴルフ場横を通って、芥川へ。

堤防からは阿武山古墳方面が望める。ただし途中で今城塚古墳と闘鶏山古墳に寄って行くつもり。

DSC_0092.jpg

新幹線を越えて芥川から別れた細い川を遡って、阪急や JR などを越えていかなければならないのだが、JR の踏み切りになかなか出会えず、結局、摂津富田駅の地下道まで遠回りさせられてしまった。

DSC_0093.jpg

次の目標の今城塚古墳は駅前から車道を北上すれば出られるので、そのまま車道を行く。片側1車線の細い道だが、バスも通って交通量が多い。しかも歩道が無いという最悪の道だ。

今城塚古墳に着いた時はほとんど4時になっていた。

DSC_0094.jpg

DSC_0095.jpg

ここは大きな古墳で、考古学的には継体天皇の墓という説が有力なのだが、宮内庁はここから少し南西にある古墳を継体天皇稜に治定している。

おかげでこの古墳は公園として整備されていて、墳丘も立ち入り自由になっている。

DSC_0102.jpg

埴輪がたくさん出土したらしい。

DSC_0105.jpg

これらはもちろんレプリカ。

時間的に、このまま予定のコースを行くと、帰るのは確実に暗くなる。

となると、古墳をゆっくりと見る余裕も無く、あわただしく駆け抜けることになってしまいそうだ。

せっかくここまで来たけれど、阿武山古墳は時間を取ってゆっくりしたいので、この先はまた日を改めて来ることにしようと思った。

あの交通量の多い道は摂津富田駅に向かって車が渋滞していた。止まっている車の横ギリギリをすり抜けながら(もちろん歩きで)、遠回りにならないような道を選んで芥川に向かった。

5時過ぎにようやく枚方の河川敷公園まで戻ってきた。

DSC_0109.jpg

家に帰り着いたのは5時 40 分。何とか暗くなる前に帰ることができた。

30km 少々、3時間 45 分の古墳めぐりでした。

次回は枚方の古墳は割愛して、継体天皇陵にも立ち寄って回ってみたいと思う。
posted by まつだ at 14:24| Comment(0) | トレイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

巻向山、龍王山

今日はかなりの荒天予報だったので、コース設定に苦心した。

本当は大峰に行きたかったけれど、遠路はるばる行くのであればもう少しいいコンディションの日にしたかったので、あまり欲張らずにショートコースで設定した。



JR 巻向駅をスタートしたのは8時 45 分。

DSC_0002.jpg

せっかくなので箸墓古墳に寄っておくことにした。

DSC_0011.jpg

ここは「卑弥呼の墓」という説もあるらしいが、否定的な説の方が多そうだ。

県道を笠地区の方にしばらく行って、林道に入る。

DSC_0017.jpg

地図で山奥にお寺の記号があったので、どんな寺なのか興味があって目指したのだけれど、結構しっかりした林道で、車が走った新しい轍が残っている。

DSC_0019.jpg

10 時前に巻向山奥不動寺に到着。

DSC_0022.jpg

ここから三輪山を目指すが、少し登った分岐に「進入禁止」の表示が・・・。

DSC_0027.jpg

ということで、このあとは割愛します。

奥不動寺に戻って、巻向山に向かう。

ここは車の通らない林道で、足跡はウサギだけ。

DSC_0033.jpg

昨秋に来た時にはもう巻向山に来ることは無いだろうと思っていたのに、4ヶ月も経たないうちに再訪することになった。

DSC_0035.jpg

昨秋はここから三輪山を目指すつもりが道がわからなくて北の県道の方に降りたのだけれど、実はこの林道をそのまま下れば良かったのだ。

ここからしばらくは昨秋に歩いた道を辿る。しかし今日は雪がかぶっているので、昨秋以上にわかりにくい。

頻繁に出てくるテープマークを確認しながら進む。

DSC_0038.jpg

何度かルートをはずしたけれど、そのたびにテープマークまで戻って、正しいコースをたどった。

昨秋に下った沢を見送って、おだやかな下りになって、このまますんなりと県道にでられるだろうと安心していたのだが、突然テープマークが無くなった。

テープマークまで戻って何度かうろうろしてみたけれど、どうにも見あたらない。しかも下は沢筋ですんなりとは下れなさそうだ。

gps のルートははずしていないので、地図で地形を確認して、横の尾根に上がってから沢筋に降りることにした。

しかしここはかなりの急斜面で、足を滑らせると谷底まで落ちてしまいそう。チェーンスパイクを着けたいところだが、こんな場所でそんなことをしていたら荷物を落としてしまう。

微妙な間隔で生えている木を頼りに、慎重に下る。

大物主大神のたたりか?。

所々踏み跡のようなものが出てくるけれど、それもすぐに消えてしまう。

ルートはそれほどはずしていないので、沢筋を下ったところ、前方に車道が見えた。

DSC_0041.jpg

やれやれと安堵したけれど、道に上がるには巻向川を渡らないといけない。もちろんこんなところに橋など無い。

あたりを見渡してみたところ、ちょっとした堰堤があって、そこに大きな岩があって道路に這い上がれそうだった。

堰堤を渡る時に片足を水たまりに落としてしまったけれど、ゴアテックスのシューズにスパッツを着けていたので、足は濡れなくてすんだ。

車道に上がってみると、ちょうど私が渡った場所のすぐそばに赤いテープがあるのを見つけた。やはりここは山道の取り付きなのだろう。

DSC_0043.jpg

車道を少し西に下って、また林道に入る。

DSC_0044.jpg

この道も本当に龍王山までつながっているのかどうかわからないけれど、ダメなら戻ればいいという気分で行くことにした。

ここで今日初めて腰を下ろしておにぎり休憩にした。12 時 18 分。

つまらない朽ちた林道をしばらく登ると、ヘアピンカーブになった所で沢筋を上がれそうに見えた。

DSC_0046.jpg

しばらくは踏み跡があったけれど、やっぱりそれも消えてしまった。あとは登れそうな斜面を上に向かって上がるだけ。

倒木をまたぎながら登ったら、赤テープが出てきた。

DSC_0048.jpg

ここからはしばらく笹藪で、全身雪まみれになった。

予想通りの場所に出て、ちょうど午後1時に龍王山(585m)に到着した。

このところ奈良の山によく来ていて、大和三山も訪ねたので、ここからの眺めはこれまでとは随分印象が違った。

DSC_0052.jpg

少し前までは奈良の山から眺める景色は葛城金剛や生駒山しか念頭になかったけれど、今日は今朝訪ねた箸墓古墳や大和三山などの方に見とれて、寒い中、しばし眺望を楽しんだ。

とは言っても山頂にいたのはほんの数分で、下山は柳本龍王社を通っていく。

DSC_0057.jpg

随行で来た時には寄らなかった長岳寺奥の院にも寄り道した。

DSC_0060.jpg

何か建物でもあるのかと思ったが、おそらく修行場だろう。

時間があるので櫛山古墳にも立ち寄った。

DSC_0064.jpg

崇神天皇陵も。

DSC_0069.jpg

そして最後は黒塚古墳。

DSC_0077.jpg

柳本駅には午後2時半過ぎに到着した。

DSC_0080.jpg

悪天を予想して軽めのコース設定にしたつもりだったけれど、巻向山からの下山は想定外の事態だった。

天気が荒れなかったおかげで無事終えることができたけれど、事前の軽い気持ちとは裏腹に、なかなか手応えのある一日になった。

帰りは近鉄奈良駅から大阪線に乗ったおかげで、あの平城京旧跡を横切る光景を眺めることもできた。

最近は古代史にも興味を感じてきていて、奈良は山と歴史の両方が楽しめるので、何度でも再訪したいと思っている。
posted by まつだ at 22:24| Comment(0) | トレイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする